土佐犬は土佐犬ではない

「高知へ行ったら土佐犬を見た方がいいよ。」

埼玉で犬好きの友人に勧められた時、

「無理やり喧嘩させられている犬を見て楽しむ趣味はないよ。」

とこたえました。すると友人は自分だってそうだと怒りながら

「あれは土佐闘犬であって土佐犬ではないんだ。本当の土佐犬は立派な日本犬だ。」と教えてくれました。

私に限らず土佐犬を獰猛な喧嘩っ早い犬だと思っている人は多いと思います。実際、ネットで土佐犬を検索すると、日本犬とは似ても似つかないよだれを垂らした巨大なモンスタードッグの写真が次から次へと出てきます。

あたかもこれが土佐犬のようになっていますが、よく解説を読むと土佐犬ではなく土佐闘犬とちゃんと書いてありました。

土佐闘犬は元々の土佐犬にブルドッグだのマスティフだの闘争心いっぱいの犬を掛け合わせて闘犬用に生み出された犬で、今は土佐闘犬と土佐犬を区別するために、本来の土佐犬を四国犬と呼ぶそうです。

また土佐がババを引いている気がします。

誰からも嫌われる犬種に土佐の名前がついて、本当は土佐の名前がついていた誰からも愛される犬が、今は土佐の名を捨て四国犬。

ところで、

今は親切な家庭と穏やかな地域にかわいがられている元のら犬のシロ(写真)を、私は勝手に四国犬だと思っていました。

神様の使いと言ってもおかしくない神々しいオーラがあるので、幻の日本犬「四国犬」に違いないと信じて疑いませんでした。

シロは本当の土佐犬と呼ぶにふさわしい犬です。

そう思ってネットを調べると、四国犬は黒っぽい色をしています。オオカミの血を引いていると書いてありました。

どうもあんまりシロっぽくありません。

シロはいったい何犬なのか。謎が残りました。




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