年末年始にいただいた土佐の日本酒「司牡丹」で、これまたいただいた土佐のおいしいものを毎晩ちびちびやっています。
今夜からは「土佐のジャコ魂」(写真)。
あまりのおいしさにびっくりしました。
ジャコと何かしら辛いものをあえた加工品です。(酔っているせいなのか、あるいは老眼のせいなのか瓶の文字がよく見えません)。
高知は加工品天国、おいしい加工品がたくさんあります。
残念なことに、そのことを知ったのが高知を離れる直前。「ばかたれ」という焼肉のたれを知ってからです。
新鮮な野菜と魚と肉。
よそから来た私にとって高知といえばそればっかりで、加工品なんて眼中にありませんでした。後悔しています。
うまい肉は塩と胡椒で、などとかっこつけて愚かにも「ばかたれ」を無視していました。「ばかたれ」で焼肉は100倍おいしくなったのに。
このジャコ魂の蓋をよく見ると「久礼の大正市場」の文字。
久礼大正市場といえばザ・漁港。太平洋を泳ぐ魚がこぞって集まる全国屈指の港町の中の港町です。
そんなところへ行ってわざわざ瓶詰めを買うなんて、土佐に100年住んでいる筋金入りのジモティーでなければできません。
私なんかバカの一つ覚え、土佐久礼では鰹のたたきばかりを食べていました。たぶん今行っても鰹のたたき一本攻めに決まっています。
プレゼントしていただけなければ、ジャコと何か辛いものが入ったこんなにおいしい加工品とは決して出会うことはなかったでしょう。
土佐の人のやさしさのおかげで、
多摩に住んでいながら毎晩土佐の贅沢な晩酌を楽しんでいます。
ありがたいことです。