先日の夕方、秩父札所巡りの帰りの電車の中で、見知らぬお婆さんが仲間と話す大きな声が耳に入ってきました。
「あたしは四国のお遍路さんもやったけど、四国は秩父とは比べものにならないほどよかった。とにかく四国の人はみんなすごい親切。お遍路とか札所巡りというのはあの親切があるから歩けるのよ。秩父なんか全然ダメ。」
つい最近四国高知からやってきた私はお婆さんの言葉を聞いてうれしくなりました。お婆さんよくわかってらっしゃる。
確かに四国の親切は世界一です。私もずいぶん助けられました。
ただ私のお遍路は車でしたし、それに秩父の札所巡りもその日が初めてだったので、お婆さんの言うことが正しいかどうかは知りません。
それでもお婆さんの言うことには完全に同意します。
親切の問題は横に置いておいても、
四国の山、特に高知の山はなぜかとても明るくて、どうしたわけか奥へ行けば行くほど楽しい気持ちになりました。
あの明るさはとても不思議で、山だからすぐ日は暮れるし、日の当たらない場所もたくさんあるはずなのに、なぜか高知の山はいつも暖かい陽の光がさんさんと降り注いでいました。
弘法大師さんがすぐそばにいるような温かい感じです。
あの明るさは秩父にはありません。たぶん四国以外他のどこにもないでしょう。
本物のお遍路、札所巡りはやっぱり四国だけ。
ただ関東にも一つ、ぜひ行きたい聖なる山があります。
自然を愛する日高村の副村長が一度は行ってみたいと思っている山。
そして日高村の大滝山と一番良く似ている山。
高尾山です。
紅葉のきれいな季節となりました。(写真は秩父)。
寒さが厳しくなる前に世界が憧れる高尾山をこの目で見てみたいと思っています。