夜勤の仕事を始めたおかげで、夜中の街を歩くことができます。
今はツツジがほぼ満開で、夜中の3時に近くを歩くと甘い甘い花の香りがあたり一面に漂っています。
昼間はたぶんこんなに香らないのではないでしょうか。
高知時代を思い出すと、
とうもろこしも枝豆も夜明け前が一番甘く、朝早いうちに収穫したものです。
もしかしたら植物はみな夜明け前に甘くなるのかもしれません。
ただ多摩のツツジの甘い香りに昼間気がつかないのは、
車の排気ガスや騒音のせいってこともあります。
夜の澄み切った空気の中で、静まり返った音のないツツジの花壇に近づくと、
あまりにも香りだけが華やかで賑やかだったので、
花は香りで会話しているような気がしてきました。
この春の気候は暑かったり寒かったりと不安定で、
花にも言いたいことがたくさんあるのでしょう。
香りが大騒ぎしていました。
※写真の花は本文とは関係がありません。ツツジでもありません。椿かもしれません。