今朝起きたら家のひさしの裏からヒナたちの声が聞こえません。
私たちが留守にしていた昨日のうちにどうやらシジュウカラの子供たちは全員巣立ってしまったようです。
あたりの静けさ、平穏さから察するにヘビやカラスの襲撃ではありません。
間違いなくヒナ達は皆無事巣立ちました。
突然の別れです。
そろそろ巣立つだろうとは思っていましたが、まさか昨日とは思っていませんでしたからやっぱり突然です。
いえ、巣立ちが明日でも明後日でも、そのまた次の日であったとしても、わたしにとっては突然です。
だいたい別れというのはどんなに予期していたとしても、
いざその時を迎えると心にぽっかり穴が空いてしまいます。
そんなわたしの気持ちを知ることもなく、
小さなかわいいシジュウカラたちは今頃多摩丘陵の森を自由に飛び回っていることでしょう。