個性的な自治体

なぜ佐川町にはゆるキャラがいないのか?

昨日のイベントで一緒になった佐川町の協力隊員とそんな話題になりました。

「佐川はゆるキャラってキャラじゃない。かぶりもの着てみんなでワイワイやるなんて佐川らしくないよ。」

確かに佐川は文教地区でゆるキャラが似合いません。私たち日高村がゆるキャラ「もへいくん」に加えてさらに「シュガーちゃん」も投入したのとは大きな違いがあります。

ゆるキャラに関して言えば、佐川とは反対隣りのいの町も際立ったゆるキャラがいません。その向こう側の自治体、越知町と土佐市にはそれぞれ「よこじろー」と「とさごん・おりゅう」がいます。

ただ、ゆるキャラに力を入れている自治体がお互いに同じ方向で地域づくりをしているかと言えば、これもまた全然違います。

ゆるキャラグランプリに優勝して全国区になったしんじょう君をゆるキャラ好きな自治体がみんなで利用すれば効率的な気もしますが、高知は熊本のくまモンのようにはならないようです。

しんじょう君はあくまでも須崎市のゆるキャラであって、高知のゆるキャラではないし、絶対に日高村のキャラではありません。日高村の商品にしんじょう君を付けるなんてありえないことです。おそらく他の地域の考えも同じだと思います。自分のゆるキャラが一番かわいい。

高知の各自治体が個性をとても強く主張するのは、土佐独特の「おらんく(自分たちの意味)」気質のせいなのか、人口密度が低いから他者と自分を比較しやすいからなのかはわかりません。

土佐はどこへ行っても「おらんく」「じぶんく」と言い合っているので、市町村合併はとても不自然に見えます。

隣のいの町も山奥の仁淀川町も3つの自治体が合併されて一つにはなっていますが、自分たちが一つの自治体だと思っている住民は一人もいないのではないでしょうか。吾北の人が自分の土地を「いの」と言ったのを聞いたことがありません。必ず「吾北」です。

高知は合併よりも分割の方が住民の意識に沿っている気がします。「あそこと離れたらスッキリする」人が高知には多いようです。

知事が「高知はひとつの家族やき」とスローガンを掲げて「高知家」を提唱しているのは、現実はバラバラの高知を何とかひとつにしたいとの強い思いゆえだと思います。

知事の意思に反して、私は一匹オオカミで個性的な高知人が好きです。「おらんく」意識を殺して表面みんなと協力している退屈な高知人なんて想像できません。バラバラで何がいけないのか。

まあ時々「高知家」を強調して自分の個人的な価値観を押し付けてくる人がいるので閉口します。表面「高知家」の人です。

 

ところで埼玉県には、ふじみ野市と富士見市とよく似た名前で隣り合った自治体があります。隣の川越市からみていると両者がどう違うのかまったくわかりません。

おそらく二つを合併しても住民でさえ気がつかないでしょう。




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