東北仙台に住んでいる叔母から仙台へ来ないかと招待のお手紙が届きました。
昨年末、一族みんなで会った時に私が「家族の歴史を調べている」とポロッと言ってしまったのがきっかけです。
本当はそれほど熱心に調べているわけではなく、高知に住んでいる頃ついでに一族のルーツがある瀬戸内海の上蒲刈島を訪れただけの話を、酒の勢いで大袈裟に言ってしまいました。
だいたい子供のいない私が昔のことを知っても墓場へ持って行くだけで、どうしようもないのですが、
叔母は、自分や姉が生きているうちに知っていることを全部伝えておきたいと、いたく熱心な様子。
そんな大袈裟なと思いつつ、すぐ電話して9月に仙台へ行くことにしました。
聞けば叔母はもう80近く、叔母の姉(こちらも厳密にいえば私の叔母)は90。
確かに今聞いておかないと永遠に聞く機会はないかもしれません。
叔母たちがそんなに歳を取っているということは、
私も気づかないうちにだいぶ歳を取りました。
前回仙台へ車を運転して行ったのは、私がまだ二十代の頃、祖父のお葬式へ行った時です。
あの頃仙台なんて全然遠いと思わなかったのに、50になった今はものすごく遠く感じます。
やっぱり歳を取りました。
本当のことを言うと、なけなしの体力は東北ではなく反対方向の高知へ引っ越す時のためにセーブしておきたい。