
感じの良い老夫婦の営む洋食屋に、今日のランチもまたカレーライスを食べに来てしまいました。
以前この店をこの日記でご紹介した時にはうっかり書き忘れてしまいましたが、
こちらの名前はレストラン「ラ・フレーザ」といいます。
ラ・フレーザの意味はわかりません。
フランス語でしょうか?
「美味しいものを食べて、ゆっくりくつろいでいらっしゃい」。おそらくそんな意味ではないでしょうか?
あるいは、
カレーを入れるアラジンの魔法のランプのことをフランス語でラ・フレーザというのかもしれません。
店名の意味はわからなくとも、ここのカレーは何度食べてもおいしいカレーです。
味に複雑な深みがあるので飽きないのだ思います。
ところで、
こちらのカレーを作っていると言われている老夫婦の姿を、私はまだ見たことがありません。
私がこの店に行くと、いつもたいてい「老」とはとても言えない、言ったら殴られるまだ若い中年の女性が接客をしてくれています。
この店のオーナーシェフの老夫婦というのは、職場の同僚かがそう言っているだけで、
実のところ本当かどうか、本当に老夫婦が存在しているのかすら実はわかりません。
何しろまだお姿を見たことがないので。
ただあの深い味わいは心のやさしい老夫婦にしか出せない、
とやっぱり思います。
もしもこれから先、私がカレーを食べている時に厨房からコック帽を被った若造が出てきたら、
腰を抜かしてびっくりすることでしょう。
もう私の頭の中には笑顔の穏やかな老夫婦がカレーをコトコト煮ているイメージが出来上がってしまっています。
カレーが美味しければ美味しいほど、ミステリアスな老夫婦の存在が気になる、今日この頃です。