五十歳の肉体改造

50歳になってからあっという間に3年が経ち、

明らかに人生は後半戦に入りました。

こうなると寝ることが無駄に思えてきます。

仮に運よくあと30年生きられたとしても、

その半分を布団の中で寝て過ごしてしまったとしたら、

実質生きている時間はたったの15年になってしまう。

そこでできるだけ寝ないでもすむように肉体を改造して、

残りの人生をできるだけたくさん起きて過ごせるように決意しました。

聞くと、

古い友人は1日に4時間しか寝ない生活をずっと続けているそうです。

知りませんでした。

そんな短い睡眠でも友人はとても活動的で魅力的なので、私もあやかろうと思います。

そんな肉体改造が主な目的ではありませんが、

夜勤の仕事を始めたのがちょうど2ヶ月前。

24時間連続勤務、仮眠時間3時間を週に3回づつ繰り返してきて、最近ようやく体が寝なくてもすむようになってきました。

まず起きた変化は、

普段の睡眠がものすごく深くなったこと。

短い時間でも死んだようにぐっすり眠り、すっきり目が覚めます。

睡眠が体の疲れをしっかり取ってくれているのがはっきりとわかるほどです。

もう一つの変化は、食べ物がものすごくおいしく感じるようになりました。

食べ物の味がよりクリアにはっきりと感じられるというか、

味を舌よりも心で直接感じながら食べているような感じです。

その理由は分かりませんが、写真のサイゼリヤのラムステーキもものすごくおいしく感じました。

一口ごとに初めて発見する新しい肉のおいしさを噛み締めながら楽しく食べました。

一方、よいことばかりではありません。

どうやらまだ完全には短い睡眠に慣れてはいないようで、

集中力は明らかに落ちています。

サイゼリヤでもテーブルのコップをつい手で引っ掛けてしまい、ひっくり返してしまいました。

外食でテーブルのコップをひっくり返したのはこの2ヶ月で2度目。

睡眠不足のせいで頭はぼうっとしているかもしれません。

ただ頭がぼうっとしているのはぐっすり寝ていた以前もぼうっとしていた気もします。

 

それにしてもこのラムのステーキが本当においしくて、

肉自体の旨みが濃厚、

ラム独特の香りがあるにはあるのですが、イノシシ肉のように途中で飽きてしまうような強い香りではありません。

むしろほのかに薫る花のような心地よい香りです。

そこに添えられた塩と特製スパイスを軽く付けて食べるとそれはもう絶品。

肉の硬さなどまったく気になりません。

むしろ牛や豚よりもラムの方がおいしいのではないかとさえ思いました。

 




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