ヘビを踏んでしまいました

原付バイクでヘビを踏んでしまいました。

仁淀川へ向かう山の下り坂。カーブを曲がったところに突然現れた大型ヘビをバイクで轢きました。タイヤの下に木の棒を轢いたような感覚。気持ちの悪い感触がまだ残っています。

ヘビはムチャクチャ痛がり、そしてムチャクチャ怒りながら森の中へ帰って行きました。傷が致命傷にならないことを祈ります。

命を大切にする身としてはバイクは軽いものに限ると痛感しました。これが大型バイクだったらヘビは死んでいます。

自然のない関東に住んでいる頃と比べて死の意味が変わってきたような感じがします。より現実的に死を捉えられるようになってきました。10年以上も緩和ケア病棟(ホスピス)で働いてたくさんの別れを経験してきたのにおかしな話です。

緩和ケアの最大の問題点は、そこで働いている医者も看護師もスタッフも死が他人事になってしまうことです。死が痛み止めの麻薬の売り上げとセットになると自然なものからはかなり歪められます。武器を売るだけが死の商人ではない。日本の緩和ケアではそれを学びました。

高知に来て自然がたくさんある環境に身を置くと自然な死の感覚を取り戻している気がします。

イノシシ、タヌキ、鹿、ヘビ、マムシ。森で出会った彼らの死は、とても逆説的ですが生命に満ち溢れていました。本当は人間もそうです。

私の師匠でもある帯津医師は死とは「爆発だ」とか「生命の躍動だ」などと一般的には訳の分からないことをよく本に書いていました。ところが死の現場ではそれがとてもよく分かります。師匠の言う通り確かに死は爆発であり生命の躍動でした。

そして森の中ではそれがもっと強くもっとよくわかります。森は死も含めて生命力そのものです。実は鍼灸の治療力は死の生命力を味方にできたときに最大限高まることも発見しました。

実に奥深い世界です。

訳の分からないことを書いているのは承知しています。命とか治癒とか死を突き詰めて考えていくと訳の分からないことになっていきます。

とにかく今日のヘビの無事を祈ります。




コメントを残す