フットパスで日本が変わる

「『フットパス』とは、イギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【foot】ができる小径(こみち)【path】のこと』です」(日本フットパス協会HPより)。

全国各地の自治体が地域おこしの方法としてこの「フットパス」を導入しています。

日高村にもフットパスがありますが、上記地域おこしのためのフットパスとは違っています。日高村のフットパスは名前だけで中身は今のところ昔ながらの団体観光ツアーです。

日高村フットパスを地域おこしのフットパスに発展させるべく先週末、東京の日本フットパス協会を訪ねました。

フットパスを導入するとなぜ地域が発展するのか?なぜ歩くための道を整備すると地域が豊かになるのか?

実はこの問いに答えるのは簡単ではありません。フットパスは今まで当たり前だと思っていて疑わなかったこと、例えばモノを売ってお金を稼ぐというような今まで前提としていた経済の仕組みも、フットパスは別の新しい角度から再考するので説明がどうしても複雑になってしまいがちです。

「フットパスは観光としても使えるけど観光ではない」

こんな禅問答のような言葉が日本フットパス協会の理事で総務省地域力創造アドバイザーでもある尾留川朗さんの口からポンポン出てきます。

フットパスは観光という商品(モノ)を売ることが目的ではなく、観光を手段として地域に来てもらうことが目的なのだと私は解釈しました。

観光を商品(モノ)として売れば、儲かるのは観光会社であり、そのコストは地域住民が負担します。つまりたくさんモノが売れても地域が豊かになるとは限りません。

フットパスは、モノを移動させることで豊かになる方法ではなく、人が移動することで豊かになる方法です。私はフットパスを交流人口を増やすための社会インフラだと考えています。水道が水を運ぶように、フットパスが人を運んできます。

村おこしのために、必死になって村の商品を東京などの大都市で売らなければならない。競争に勝たねば村は生き残れないという考え方とフットパスはまったく反対の考えをします。

村の商品を大都市で売るのではなく。タダでもいいから人が村に来れば自然に村は豊かになると考えるのがフットパスです。人は移動するだけでカネを落とします。

土曜日、実際にフットパスを歩いてみるまで私はフットパスの実力には半信半疑でした。人口の多い町田では成功できても人口の少ない高知では無理なのではと少し思っていました。

しかし今はぜひ日高村でもフットパスを整備するべきだと思っています。村の名産品トマトも市場で売るのではなく村内で売った方がよいとさえ思っています。

長くなったのでフットパスが日高村を豊かにするシナリオはまた明日。

上司に出す出張報告のためにこのブログを利用しています。読みにくい文章でごめんなさい。

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