ネット広告の不思議

ネットに出てくる広告はいったいどうやって私たちの好みや趣味を知るのでしょう?

さっきネットを見ていたら犬の首輪に着ける発信機の広告が出てきました。

うちは犬を飼っていません。また飼う予定もありません。

ましてや犬の首輪や発信機についてネットで調べたことなど一度もないのです。

ただ、ひとつだけ心当たりがあります。

今朝ほんの少しだけ妻と犬の発信機について会話をしました。

朝テレビで行方不明になった犬が飼い主と感動の再会を果たしたニュースを観た時のことです。

昔妻の実家で飼っていた犬のコロが雷の音に驚いて家を飛び出したまま行方不明になった事件を思い出しました。

「もしも今度うちが犬を飼うことになったら首輪に発信機を付けよう。そうすれば行方不明になってもすぐ見つけられる。」

コロは雷に驚いてパニックとなり3度ほど行方をくらましたことがあります。

亡くなって以来十数年。コロのことは(自分の犬でもないし)すっかり忘れていましたがテレビを観て思い出しました。

「犬の発信器なんてあるの?」と妻。

「あるだろ。知らんけど。今は何でも売ってるんだから。」

会話はそれだけ。

それで全部終わりです。犬の発信器なんて肝心の犬本人がいないのですからそれですっかり忘れてしまいました。

なのにネットの広告に犬の発信器が出てきたので驚きました。

グーグルだかヤフーだかアップルだかはどうやって私たち夫婦の間で交わされた今朝の小さな会話を知ったのでしょうか。

実に不思議です。

私の推測ではスマホが会話を聞いているのだと思います。

電源を落とし画面が黒くなっていても実は秘かにスマホは起きていて、こっそり会話を聞き取りグーグルだかヤフーだかアップルだかに情報を流しているのかもしれません。

さっき、わざと声を大きくして高知の物件を探していると白々しい会話をしました。

明日あたりネットに高知の家の広告が入ってくるはずです。




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