ニクシチに打ちのめされる

平日の今日は全国的に私だけ休日、そこで五反田へ。

昭和の元祖アウトレット、五反田TOCビルが来年閉館してしまうと聞き行ってきました。

実は生まれて初めての訪問です。テレビで見る前まではこの昭和の巨大ビルの存在すら知りませんでした。

ランチは同じビルの中、同じテレビで紹介されていた食事処志野さんのニクシチ(写真)。

テレビではこれが死ぬほどおいしそうに紹介されていたので今日わざわざ多摩を出て都心まで行くことにした次第です。

正式名称「豚肉七味炒め定食」略してニクシチ。

あまりのおいしさに完膚なきまでに打ちのめされました。

焼肉系の定食ではこれが世界最高峰ではないでしょうか。

一切の雑味が取り除かれた完璧に純粋なおいしさ。

脇を支えるたっぷりのキャベツもスパサラダもご飯も漬物も味噌汁も全てがパーフェクト。

人の手によって完成された圧倒的な調和がものすごい迫力で私に迫ります。

芸術の域にまで到達した定食。

ニクシチは舌で味わうモナリザ。

恐ろしいことに、

店内にいる五反田のサラリーマンたちはこんなにもおいしいものを食べているにもかかわらず、実に平然と仕事の話なんかをしながら淡々とニクシチを口に運んでいます。

都心ではこれが当たり前、このレベルの店が星の数ほどあるのかもしれません。

そうなるとやっぱり多摩は東京ではありませんでした。

東京に帰ってきたつもりでおりましたが、

どおりで東京に住んでいる感じがしなかったわけです。




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