ツグミが職場にやってきた

今日は何も起こらずに終わる予定でした。

しかし生きている以上予期せぬことは起きるようです。

お昼前、デスクでパソコンを打っていると、何かが廊下の壁に激しくぶつかる音。そして男性の叫び声。

廊下へ出てみると建物内に迷い込みパニックになりながら飛び回るシロハラツグミ(表題写真)とそれを必死に逃がそうとする副村長の姿がありました。

ツグミにとっては運の良いことに副村長は村で一番野鳥に詳しい人で、つい数か月前まで私の職場、産業環境課の課長でしたが、今は副村長となりめったに会うことはありません。

鳥好きは鳥を呼ぶ。久しぶりに古巣へやってきた副村長は即座にシロハラツグミだと教えてくれました。私たちだけならおそらくムクドリだと思ってしまったことでしょう。

鳥は飛び回りなかなか外へ逃げてはくれません。とっさに網で捕まえようとする私たちを副村長が制止「野鳥を網で捕まえてはいかん。足が絡んで骨折の危険があるき。」

副村長がいなかったらひどいことになるところでした。

そうこうしているうちにツグミは窓ガラスに激突。脳震盪を起こして動けなくなったところを抱き上げて外へ置くと、しばらくそのままじっとして、やがて意識を取り戻し一発フンを出すと、どこかへ飛び去って行きました。

あとで帰ってきた職場のベテランはツグミがいたと聞いて悔しがりました。

聞くとシロハラツグミは人気のあった野鳥で、昔、まだ法律で禁止される前はよく捕まえて食べていたそうです。基本的に野鳥はスズメをはじめ骨ばかりの鳥が多い中、ツグミは肉が多くおいしかったと。

法律にも守られ、迷いツグミは空へ帰っていきました。




コメントを残す