多摩川の支流、大栗川にシラサギが大集合していました。
こんなに集まっているのを見るのは初めてです。
さながら忘年会かクリスマスパーティーというところでしょうか。
人間が集まれない代わりに集まってくれています。
これだけシラサギが集まっていると川の中の魚たちが心配になります。
次から次へと食べられて、彼らにとっては悪夢のクリスマス。
まさに天国と地獄はコインの裏表です。
今日は違う場所でシラサギのヒナたちも見ました。
これも初めてです。
大人はスマートな鳥ですがヒナはコロコロ、ふわふわ。とてもかわいい。
多摩にはアオサギよりもシラサギの方が多いようです。
同じサギでもアオサギは暴れん坊、一方シラサギは上品という勝手なイメージがあります。
高知県の日高村にはアオサギがたくさんいて、彼らはよくわざと人間の上にフンを落としました。
標的になる人間を見つけるとわざわざその上空を飛び、爆撃機が爆弾を落とす要領で人間の頭めがけてフンを落とすのです。
的をとらえる技術は見事なものです。
日高村では田んぼの脇で空に向かって怒鳴り散らしているおじさんをよく見かけました。
そのため日高村ではアオサギの方が多いにも関わらず、村の鳥としてはシラサギが指定されています。
シラサギといっても正確にいえばダイサギとチュウサギのどちらかでシラサギという名の鳥はいないそうです。ただ私には区別がつきません。
白くてスマートな水鳥は全部シラサギに見えます。