シダを刈るには最高の日だ

大滝山でシダ刈りをしてきました。

大部分のシダは麓にある護国寺のご住職がほぼ一人で刈ってくれているので、私はその手伝いです。

それでもシダはかなり手ごわい相手でした。

葉はゴワゴワしていて茎は細いくせに硬い。もし昨日雨が降っていなければ胞子や葉に着いた杉の花粉が大量に飛び散って私たちの鼻は大変なことになっていたはずです。

「今日はシダを刈るには最高の日です」

そう語る住職は、戦いに出る前のネイティブアメリカンの有名な言葉

It’s a good day to die(今日は死ぬには良い日だ)

を思い出させます。

広大なシダの群生を刈るのはちょっとした戦いといえます。

シダとこれほど身近になったのはこの村に移り住んでからですが、昔から少なからぬ因縁があります。

亡くなった母がなぜかシダに興味があり、珍しい種を探しによく山を歩いていました。

まさか親子二代でシダとかかわるとは。感慨もひとしおです。

しかし息子の私にはシダの魅力が全く分かりません。刈れば刈るほど悪いところばかりが目につきます。

自分があの世に行ったとき、真っ先に母に聞きたいことができました。

「お母さん。いったいシダのどこがよかったんだ?」

シダの消えた大滝山は、ところどころ岩が露出して日本庭園のような美しさを見せてくれます。

偶然にも今日は母の命日でした。合掌。




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