ゴキブリ、多摩の表舞台に現れる

深夜、

2匹のゴキブリがオフィスビルのシャッターの前で楽しそうに戯れていました。

おかしい。

辺りにはゴキブリの好きそうな飲食店もキッチンのある民家もありません。

そこは無機質な多摩市内のオフィスビル。

はっ!

鋭い視線を背中に感じ、後ろを振り向くとそこにはもう1匹のゴキブリ。

ゴキブリは1匹いると他に1000匹いるといいます。

ということはつまりこのオフィスビルには3000匹のゴキブリが。

すでにビルは完全に占領されています。

数日後、

草刈り中、大量のヤブ蚊に囲まれブチギレた私は殺虫剤を家から持ってきて噴射。

蚊を大量に虐殺した帰り、真っ昼間の住宅街の道の真ん中に1匹のゴキブリがいました。

どうやら道に迷っている様子。

おかしい。

こんな昼間の道の真ん中にゴキブリがいるだろうか。

ゴキブリはもっとジメジメした夜の台所にいるものでは?

どちらにしても手にはたまたま殺虫剤を持っていたので、気の毒ですが噴射。ゴキブリはのたうち回りながらどこかへ消えてゆきました。

つまりいずれにしても最低1000匹、私の住む地区にはゴキブリがいます。

それからまた数日後、

今度は多摩市で一番大きい歩道、多摩センター駅からパルテノン多摩神殿へと続く巨大なレンガの歩道のど真ん中にゴキブリが1匹歩いていました。

時は朝日の眩しい朝。

そこは多摩市で一番の美しい道。ゴキブリの歩く場所ではありません。

これは絶対におかしい。

ゴキブリたちは多摩市の表舞台に進出し、街を侵略しようとしているのではないでしょうか。

このわずか数日間で私の見たゴキブリは合計5匹。

最低でも5000匹のゴキブリたちが多摩市の闇にひそみ、人間への復讐を企んでいるのかもしれません。




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