いつか高知へ帰ったときに役立てようと、来月から始まるグリーンボランティアの講習会に申し込んでいます。
いつ高知へ帰っても大丈夫なように雑木林の維持・管理について専門家や学者の先生方から学んでおくつもりです。
今日はその体験会。
もっとたくさんの参加者がいると思っていたら会場の多摩市グリーンライブセンターには私を含め6人だけ。若い人はいません。
多摩市には雑木林を管理しているボランティア団体が12あって、今日は3団体の代表の方が活動を紹介してくれました。
「東京ドームほどの広さの森をたったの9人で維持している」などどこの団体も人手不足のようです。
この点は高知とよく似ています。高知はどこでも人手不足でした。
多摩市の公園や雑木林の管理にはこの12団体の他に、市役所、自治会、業者、学校等様々な団体が関わり複雑に絡み合っているようです。
この点もまた高知ととてもよく似ています。
高知の人は、知事が「高知家」「高知は一つの家族やき」とスローガンを出さねばならないほどすぐにケンカをして、なかなか一つにはまとまりません。(それが高知の魅力でもあります)。
多摩市もそうなのでしょうか。
ところで、多摩市はウォーキングがとても盛んで、コースやイベントもたくさんあります。
休日の今日、武蔵野の雑木林を歩く人もさぞかし多かろうと思いきや、この体験会の間ウォーキングを楽しんでいる人とすれ違うことはほとんどありませんでした。
多摩でウォーキングを楽しむ人に森や林は人気がないようです。
高知で歩く観光がいまいち盛り上がらないのはこのためだったかもしれません。基本高知は里山が中心なので。
どこまで歩いても山と川と田んぼと農家。
私はそれが大好きで、今回グリーンボランティアに申し込んだのも里山を歩くのが目的です。
ただもしかしたら、他の多くの人にとってウォーキングの楽しみは、街全体を一つのショッピングモールにして自由に歩き回ることなのかもしれません。
ウォーキングの主役は森ではなく店なのかも。
だけどその方が地域経済は盛り上がります。普通森にお金は落とさないので。