雪の日の朝、一匹のキリギリスが家の軒先で雨宿りをしていました。
本当にキリギリスかどうかはわかりません。
ただ童話の影響で雪の日のバッタ系は皆キリギリスに見えます。
それが夕方、軒先を見るとバラバラの羽根と足だけになっていました。
明らかに誰かに殺された模様。
小動物か野鳥に襲われたと思われます。
それにしてもあたりは雪景色。猫だってタヌキだって野鳥だって活動している気配は全くありません。
それが留守中、何者かが家のごく近くまで来ていたようです。
ただし付近に足跡はなし。
犯人はモグラか。
気の毒なのはキリギリス。
なんだってこんな冬場に現れたのでしょう。
もう少し待てばすぐそこまで春は来ていたのに。