朝、隣の家のアンテナでカラスが鳴いていました(写真)。
これが高知なら、私も鳴き真似をしてカラスとの会話を試みるのですが、
この住宅密集地の多摩でそんなことをしたら、頭のおかしい人間がいると通報されかねません。
それでもカラスと会話したい。
そこで、舌を口の中で連続して弾き「コンコンコン」と猫を呼ぶときのような音を立ててみました。
すると、大変驚いたことに、
カラスも「コンコンコンコン」と音を立てました。
どうやってそんな音を立てているのかは分かりません。
しかし明らかにそのコンコンという木魚を叩くような音はカラスのクチバシから聞こえてきます。
再び私が「コンコンコン」とやると、カラスも「コンコンコンコン」。
それを受けて私が「コンコンコン」。するとその次はカラスが「コンコンコンコン」。
私よりもカラスの方が多く、音を立ててくれます。
期せずしてカラスとのコミュニケーションの成立。
うれしくなりました。
これは写真に撮らればと「カメラを持ってくるからちょっとそこにいてくれ」とのメッセージを込めて、「コンコンコン」とやってカメラを取りに家の中へと戻り、帰ってくると、
やはりカラスはまだそこにいてくれました。
そこで撮影したのが表題の写真です。
ただあせって動画にしなかったのを後悔しています。
静止画ではコンコンいうカラスの音が記録できないのを気づいた時に、
カラスはどこかへと去って行ってしまいました。