歳のせいかカミソリで髭を剃るたびに肌が荒れるようになっていました。
コロナマスクのおかげで頻度を減らせても、髭剃りのたびに顔の肌がヒリヒリして、もうクリームが欠かせません。
ところが先日NHKの番組「ためしてガッテン」が革命的な髭剃り方法を教えてくれました。
まったく力をいれず風船を撫でるように優しくカミソリを滑らせれば、髭もよく剃れるし肌も荒れないのだそうです。
私は力を入れ過ぎていました。
大人になり髭を剃るようになって以来ずっとだからもう数十年、ずっとマックスパワーをカミソリの刃に込めて髭を剃っていました。
半信半疑で「ためしてガッテン」方式でやさしく剃ったらあら不思議、髭もよく剃れるし肌も荒れません。
完璧な剃り心地。最高です。おかげで髭剃りが楽しくてしかたなくなりました。
本当にありがたい番組です。
肌が荒れるようになって以来カミソリメーカーのホームページで正しい髭剃り方法を調べたのに、どのメーカーのページにも「力を入れるな」とは一言も書いてありません。
まさに神のような番組です。番組がなければ一生髭剃りの肌荒れに苦しむところでした。
「ためしてガッテン」には以前も煮魚の極意を教えてもらい助けられたことがあります。
番組がなければ一生生臭い煮魚を食べるところでした。
ただ「ためしてガッテン」には致命的な弱点があります。
例えば「カミソリは力を入れずに剃れ」というたった一言で済む簡単なコツを伝えるのに、この番組は45分の時間をかけます。
だから私は「ためしてガッテン」を見るときは録画しておいて、後から4倍速で再生して結論だけを見ることにしています。
そうすると大事なことを知るのに1分で済みますから時間を無駄にしません。
聞けばこの「ためしてガッテン」はまもなく終了するそうです。
私のような視聴者が増えたからだと思います。