カブトムシとの遭遇

朝、カブトムシのメス(たぶん)が駐車場に止めてある私の車の横でひっくり返り、足をジタバタさせています。

カナブンのような姿をしていますが、カナブンよりも十倍くらいでかいのでたぶんカブトムシのメスです。

元に戻して安全な場所へ避難させてあげました。

夕方、家に帰ってきて駐車場に車を止め、ドアを開けて外へ出ると、なんとなく胸騒ぎがします。

念のため車の下を覗いてみると、いました。

朝出会ったカブトムシのメスです。

前輪の、まだ熱いタイヤのすぐま後ろでじっとしています。

カブトムシがいたのは私がもう1センチだけ余計にバックしていたら轢き殺してしまう場所、

私がもう1秒長くブレーキペダルから足を上げていたら、ぺっしゃんこになっていた場所です。

もっと言えば、私が余計にもう一度車を切り返していたら、

このカブトムシはタイヤの下敷きとなり今頃はカブトムシの天国にいました。

なんという運の良いカブトムシでしょう。

ラッキーカブトムシのメスです。

巨大なカブトムシの無惨な死体を見ずに済んだ私も幸運でした。

安全な場所へ逃がすために手に取ると、手足をバタバタさせて朝と同じくらい元気です。

お互い元気に楽しく夏を乗り切ろうと挨拶して別れてきました。




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