オリンピックを巡る噂話にぬか喜びをする

多摩市の隣、日野市が聖火リレーを中止にしたとの話が耳に入ってきました。

聞かせてくれたのは日野市民の患者さん。

今日別の機会に別の日野市民からも同じ話を聞いたので本当だと思いました。

さすがは日野市。

聖火リレーに浮かれている多摩市とは違いちゃんと感染防止に取り組んでいる。そう感心しました。

芸能人だって善悪の区別ができるちゃんとした人はみんな聖火ランナーを辞退しているのですから、自治体だってまともなところは中止を決断したっておかしくはありません。

「どれどれ日野市の偉業を確認してみようか」と、家に帰り役場のホームページを覗いてみました。

ところが、ホームページの隅から隅までどこを探しても聖火リレー中止の記事がありません。

相変わらず聖火は多摩市を走った後日野市を走ることになっています。

どうやら聖火リレー中止という事実はなく、悲しいことに私の聞いた日野市の英断はただの噂話だったようです。

そこで、突然恐ろしい可能性が頭をよぎりました。

それは先月のことです。

私たちの多摩市はアイスランドオリンピックチームのホストタウンになっているのですが、それが中止になった、アイスランド人は多摩市には来ないという話を人伝に聞きました。

感染を広めてはいけないこの時期に外国から人が来るなんて、迎える方だけではなく来る方にだって迷惑な話で、中止になるのは当然です。

病人が出て大変な家に泊りがけで遊びに来る無神経な人がこの地球上のどこにいます?だいたい遊びに来るその人の家だって病人が出ているじゃないですか。

ホストタウン中止は当たり前のこととして納得しすっかり忘れていました。

ところが日野の話がただの噂だと知り、

もしかしたら多摩市もただの噂話でアイスランド人は多摩市に来るかもしれない。

そんな恐ろしい危惧が思い浮かび、日野市のページを閉じ慌てて多摩市のホームページを見てみたところ、悲しいことに私の心配は現実でした。

ホームページのどこを探しても相変わらず多摩市はアイスランドのホストタウンのままです。

どうやらアイスランド人は多摩市に来ます。

 

それにしても、こういったオリンピックにまつわる中止の噂が出回るのは当然だと思います。

そもそもオリンピック開催の方が非常識なのですから。オミ会長に言われるまでもありません。パンデミックにパンデミックを加速させるイベントを開催するなんて猿でもわかる狂気の沙汰です。

感染拡大を阻止しようと人類みんなで活動を自粛し努力している時に、一部の人のために世界中のあらゆる地域から大勢の人を呼ぶ。

どう考えてもこっちの方が悪質なデマに思えます。とても現実とは思えません。

一日も早く、私の聞いた「噂」が本当になることを祈ります。




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