高知を発つ直前、ハシビロコウが大好きな叔母のためにのいち動物園へ寄りました。
ハシビロコウとは写真の巨大な鳥です。
なぜか知りませんが、叔母はこの鳥が大好きで、粘土でこの鳥を作り自作の着物を着せてしまうほどです。
のいち動物園で写真を撮り送ってあげたらきっと喜ぶに違いないと東京行きの飛行機に乗り遅れる危険を冒して動物園に寄ることにしました。
本当はジェラートがおいしい「ドルチェかがみ」へ寄るつもりだったのですが、定休日だったので仕方なくだったのは黙っておきます。
動物園に入り、寄り道なしでハシビロコウまで直行してパッと写真を撮り、さっと引き返して売店でハシビロコウグッズをちょっと買って帰るつもりが、
のいち動物園にはレッサーパンダもいるというので、
少しだけあいさつ。
その日は日差しの強い蒸し暑い日で、
木の上でぐったりしている熊?もいました。
ハシビロコウのいる場所はのいち動物園でも一番奥にあり、汗をかいて息を切らしてようやくたどり着くといました。
ハシビロコウ本人とそれを取り囲む3人の女性ファン。
どうやらこの3人は一日中檻の前にいて、ハシビロ様の一挙手一投足をうっとりと眺めているようです。
ハシビロコウを好きなのは叔母だけではありませんでした。
帰る途中にもいそいそとハシビロ様へ向かう数人の女性ファンとすれ違うほどの大人気。
まさにアイドルです。
それにしても動かないと聞いていたのに、結構よく動く鳥でした。
飛んだり、カタカタと鳴いたり、歩いたり、ガバガバ水飲んだり。
鳥なりのファンサービスだったかもしれません。よくみると確かに色男(美人?)です。
叔母の気持ちが少しだけわかりました。
それでも私はレッサーパンダ推しです。