やはり奥が深かった鰹の世界

鰹(かつお)ソムリエ田中隆博さんの講演を聞きに土佐久礼へ行ってきました。

「鰹を見ただけで善し悪しがわかるようになるのに10年から15年かかった」

1日に30、40本の鰹をさばいている講師の田中さんでさえ「鰹ソムリエ」を名乗るまでには長い年月がかかりました。

「うまかったり時には食べられないほどまずかったり、味が他の魚に比べて超不安定。(こんな魚は)東京の経済やスーパーの論理にまかせたら消えてなくなる」田中さんはそう語ります。

私もそう思います。

鰹に限らず本当に質の高いものは、安定して供給できないし(特に自然のものは)、東京に持っていけば必ず質は落ちます。

東京に住んでいるとき、東京では世界中の最高のものが手に入ると思っていましたが、間違っていました。

最高なのは値段だけです。質はひどいものです。(私は最近、食べ物だけではなくビジネスも同様に感じてきています)。

私は高知、四国に住んでそれを痛感しました。

高知の本物の鰹がそれを教えてくれたのです。

ニセモノだらけの東京で自分は何を知った気になっていたのか。

本物を知らずに本物の未来を作れるのか。

そんな意識を持って移住してくる人も多くなっていると思います。

たしかに鰹ひとつで東京のものを全部ニセモノと言い切るのは明らかに言い過ぎです。

しかし、そう言いたくなるほど高知の鰹のうまさはカルチャーショックでした。

写真は、土佐久礼大正町市場の「かつおのたたき丼」。

また、今回の講師の経営する田中鮮魚店はこちら

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