家の前に蛇が出ました。
夕方妻と車で帰ってきたら、前の道路にロープが落ちています。
よく見るとそれは道路を横断する大きな蛇でした。
この遭遇に一番驚いたのはもちろん私ではありません。
妻でもありません。
一番大きな声を出したのは妻でしたが、
一番心から驚愕し、慄いていたのは当の蛇本人でした。
あの慌てようったらなかったです。
カメラを向ける私から、とにかく逃げねばと慌てふためいて右往左往。
見ていて気の毒になるほどのビビりようでした。
蛇が人間を恐れるには確かな理由があります。（一方妻が悲鳴を上げる理由はよくわかりません）。
思い起こせば、
高知で私の見たマムシ（高知弁でハメ）はみな残らず人間の手によって血祭りに上げられ殺されました。
蛇に噛まれて酷い目に遭う人がいるにも関わらず、
私は蛇を見るとどうしても人間の残酷さの方に思いが至り、自分が人間でいることに恐怖を感じます。