近所のスーパーへ行ったらアサリに
「とりあえず中国産」と大きな紙が貼ってありました。
よく見ると紙は二重になっています。
隙間から覗いてみると、隠れている下の紙には「熊本産アサリ」。
熊本産アサリの産地偽装疑惑を受けて、事件の全容がまだ解明されていない段階でも誠実で正直な近所のスーパーはとりあえず中国産と表示を変えたようです。
私が高知に住んでいる頃も、中国産しょうがを高知産と偽って販売していた業者が摘発され、高知中の農家から非常に激しい反感を買っていました。
事件が明るみになったあの頃、会う人会う人が皆その業者への怒りを口にしていたのを覚えています。
当然です。産地偽装をすれば高知の農業への信頼は一気に崩れてしまいます。
産地偽装は地域経済を根底から破壊する行為で、
産地としては絶対に許されない犯罪です。
確か、偽装業者の社長は自殺しました。その後しばらくして後を継いだ息子さんが会社の名前を変えて同じ仕事を始めていましたが、うまくいっているかどうかはわかりません。
高知はこうして産地としての信頼を守りました。
一方、熊本はどうなんでしょう?
ニュースを見る限りでは熊本のアサリ業者はほぼ全員が産地偽装に関わっていたそうです。
信じられません。
こんなこと思っているのは私だけかもしれませんが、
熊本はくまモンが登場してから悪いことばかり起こっている気がします。
くまモンは私が最初に熊本へ行った頃ちょうどデビューしていました。
当時はとてもかわいいと思いました。
そのあとからです。地震、水害が次々と熊本を襲ったのは。
熊本の不幸のそばにはいつもくまモンがいたと思うのは私だけでしょうか。
こうなるともうかわいいとは思えません。
熊本産の農産物に付いているくまモンのイラストを見ても、熊本に取り憑いた恐ろしい祟り神のように見えてしまいます。
ただ、アサリのパッケージにもくまモンが付いていたかどうかは不明です。
今となってはもう中国産となってしまったので確かめようがありません。