たぬきが走ってやってきた

最近よくたぬきがケンカをしています。

姿は見えません。声だけです。猫のケンカとはまったく違う声を出すのでわかります。猫よりも激しく、女性の悲鳴のような声です。

最初の頃は夜だけでしたが、最近は昼間でも激しくケンカするようになり、

今日は午前中、裏山の草むらでおっぱじめました。

見ていると激しい鳴き声と一緒に草が激しく揺れています。

一匹がケンカから逃れ、山を下りてきました。草が揺れるのでわかります。

草むらの途切れたところから、一匹の子だぬきが顔を出しました。

まだケンカで熱くなっているようで私の姿に気がつきません。そのまま走ってこっちへ向かってきます。

よっぽどケンカで熱くなっているようです。

どんどんこっちへ走ってくるのに、私にはまったく気がつかない。プリプリと怒りながら私に向かって突き進んできます。

1メートルほど近づいたところで、ようやく私に気づき、びっくりしてたぬきがピタッと止まりました。

そのまま右へ曲がって別の草むらの中へ。

いったいあのたぬきは毎日毎日なぜあんなにケンカをしているのか。なにかやむにやまれぬ理由がありそうな思い詰めた顔をしていました。

実はたぬきというものをあれほど近くで見たのは初めてです。

人生に悩む野生動物の姿を見たのも初めてかもしれません。親とケンカした思春期の中学生みたいな顔をしていました。

 

裏山に残ったもう一匹のたぬきも別の方向へ去って行きました。きっと同じように怒っていたと思います。草が揺れ方がそんな感じでした。

写真は脱皮するジョロウグモ。




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