がんの治療法は、抗がん剤にしても放射線にしても手術にしても体には大きな負担がかかります。
そのためがんは治療法の他に体を元気に保つ健康法が大事になってきます。
またこういった治療をしない場合でも、
私のように楽観的な人間は、がんが全身に拡がる勢いよりも自分の健康度を上げればがんの進行は抑えられるかもしれないと考えているので、
がんになったら健康法はますます大事です。
そこで埼玉の帯津三敬病院は、ここは私が鍼灸師として長く勤務していた病院ですが、患者さんに中国の気功や太極拳を勧めていました。
帯津院長は中国まで行って秘伝といわれる気功をたくさん教わり、道場で患者さんと一緒にやっていました。
私も患者さんと一緒に毎朝やったものです。
ただ最近の傾向として中国のものはあまり流行らないかもしれません。
この病院で漢方を担当しているT医師は、がんに打ち勝つには心の問題が大切だということで、最後にお会いした時は「感性論哲学」を勧めていました。
ただこの哲学がどのようなものか、私は知りません。
がんの心理療法といえば、カール・サイモントン博士は、昔一度お会いした時に「古今東西、世界中のありとあらゆる健康法の中で最も効果的なのは『意識的呼吸」だ」と言っていました。
「意識的呼吸」とは、今自分がしている呼吸に意識を振り向けることです。自分の呼吸を観察して、「(今私は息を)吸っている」「吐いている」と意識してみることで、自然治癒力が格段に高まる方法です。
これはとても単純な方法で、あまりにも簡単すぎて患者さんたちはにわかには信じられないようでしたが、私は「これは非常に効果がある」と確信しました。
というのも、ベトナム人僧侶ティック・ナット・ハンもマインドフルネスで同じようなことをおっしゃっていたからです。
では、私自身はどの健康法が一番だと考えているかと言いますと、
ダントツで、2位以下を圧倒的に引き離し、
瞑想です。
何百人ものがんの患者さんの体に触れ、話を聞き、
自分自身もコーヒーをお尻から入れたり、尿を飲んだりと、日本中のありとあらゆる健康法を自ら試した結果、
瞑想こそが最も効果的な健康法だと確信しました。
今でも実践しています。
そこで瞑想法を詳しくご紹介したいのですが、だいぶ長くなったので続きは明日以降にします。
ただ注意していただきたいのは、今日挙げた健康法、どれもお金を払って習いに行く必要は全くありません。
もし興味があれば図書館で本やDVDを借りるなどしてください。
むしろどんな健康法も大金を払って習っては絶対にいけないと心から申し上げます。
それについても明日以降のこの日記で。