おらんくの屋形船

都心から来た人たちを迎えて屋形船で鮎を食べました。

面白いことに地元の人は鮎の頭や骨を残したのに対して、都心の人たちはみな骨まで残さず全部食べてくれました。ちなみに私は頭を残しました。とても上等な鮎でしたが骨まで食べるには少し大きいようでした。だいぶ地元に馴染んできたようです。

半年前は私も仁淀川の鮎がおいしくて、有難くて骨まで全部食べていました。慣れとはおそろしいものです。

慣れてしまうと地元の本当の価値が見えなくなります。特に日高村の人はおらんくの(土佐弁で「自分たちの」の意味)地域を過小評価しがちです。

よくよく考えてみれば、おらんくの屋形船はとても贅沢な屋形船です。というのも会長も社長も船頭さんたちもガイドさんたちもみんな地元で生まれ育った仁淀川のエキスパートだからです。仁淀川を知り尽くした人の尽きることのない面白い話を聞きながら船に乗って奇跡の清流を体験できるのはとても得難い経験です。

今日のお客さんたちも会長との会話が弾み、なかなか帰ろうとしませんでした。

仁淀川屋形船のスタッフが無理をせずありのままの自然体でお客さんと接すれば、お客さんも本当の仁淀川の良さを体感できるのにと思います。

ガイドさんたちは昔のバスガイドのような練習をしています。笑顔、挨拶、正確な知識の暗記などなど。私から見ると一流の日本料理店のスタッフがマクドナルドの接客を練習しているような違和感を覚えます。

ただこういった練習も仕方のない面があります。集客を旅行会社に頼っているのでどうしても仁淀川に関心のない団体客が多くなるからです。団体のお客さんの中にはここが四万十川だと思っている人もいます。仁淀川に興味のない人にとってはガイドさんたちの話も猫に小判です。

なによりも仁淀川の価値を本当に知りたいと思っている人(下品な言い方をすると、仁淀川に一番高値を付ける人)に屋形船に乗ってほしいと思います。

今年は全国にたくさんいる自然の中で暮らしたいと思っている人たちとのネットワークを作るのが目標です。

屋形船仁淀川で飼われているそろそろウリ坊とは呼べなくなってきたイノシシ。

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