「寅さん」に笑えない人たち

「寅さん観ても全然笑えねえ」。

映画「男はつらいよ」の舞台、葛飾柴又出身の友人が言いました。

東京の下町葛飾には、寅さんのように仕事もせず昼間からブラブラ飲み歩いている人が現実に大勢いて、その親や家族が毎日泣いて暮らしているのを子どもの頃から間近に見ていると、「寅さんの何が面白いのかさっぱりわからねえ」となるそうです。「あんなのが家族に一人いてみな。リアル寅さんはしゃれになんねえぞ」。

今日、平日の昼間、高知市街へ行っていました。

高知は酒飲みの多い県ですが、いわゆる下町という地域がないような気がします。平日昼間から飲み歩いて、酔っ払いがうろついている通りは思い当たりません。

ひろめ市場で昼間から飲んでいるのも引退後の紳士と観光客ばかりで、”やばい人“っぽい人はいません。いたって安全。

高知県民は浴びるほど酒を飲んでも、酒に飲まれる人は少ないようです。

ただ断酒会の看板はよく見ます。それでもアル中が街をうろついているのは見たことがありません。

酒の消費量の割に街が上品なのは高知の七不思議のひとつに数えてもよいのではないでしょうか。

高知県に寅さんが来たことはありませんが、「男はつらいよ」を心から楽しめる土地なのは間違いありません。




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